『我流』神アニメ判定(4) 〜狼と香辛料〜
『狼と香辛料』 2008年、本編13話。★★★★
剣と魔法が出てこない中世風ファンタジーアニメ。北に帰る賢狼ホロ(上絵)と、彼女に同行する行商人ロレンスの旅を描いた作品。
実際には剣が出てくるが、決して戦闘メインでは無く、商売のお話である。それに加えて、作品のテンポも早いとは言えないため、普通ならば人気が出ない作品であろう。
しかし、この作品は、こうした弱点を強味に変えている点が評価できる。
まず、テンポを犠牲にして内容の深さにこだわっているのが大きい。1話で実質25分以下という制限の割には綿密な内容が盛られている。事件勃発から一応の片が付くまでの過程が細かく、ホロとロレンスの、機知に富んだ会話術も見物である。
さらに、剣や魔法という王道から離れた内容というのも、新鮮感を与える。中世の商人ギルドや教会などが中心となる物語は、軍団同士の戦争は無いにせよ、利権を巡るギルド間抗争がそれに代わる役割を果たしている。弱点を見事カヴァーしつつ、たった13話で新しい側面からみた中世の魅力も伝えてくれる、コンパクトな作品だ。
また、何故か女郎(?)言葉を使うヒロイン・賢狼ホロの役割も大きい。
賢狼として圧倒的な力と知恵を有していることを知りながら、それでいて時折見せるホロのか弱さに騙されるロレンスに自分を重ね合わせる人も多いだろう。騙されていると知っていながらも、やっぱりまだホロのか弱さは本物かもしれないと何処か匂わせる辺りが、また彼女の魅力なのだ。賢狼にとって人間はまだまだお子様に過ぎないのだ。ホロのズル賢い表情が可愛いと思い始めたら黄信号ですよ、皆さん。
※経済関連の話は難しいところもあるので、小学生以下は見てもわからないかもしれない。一応行商人のロレンスがホロに説明すると言う形で見る人の知識不足を補ってはいるものの、興味が無い人にとっては苦痛でしかない。欠点を上げるとすればその辺りであろうか。
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剣と魔法が出てこない中世風ファンタジーアニメ。北に帰る賢狼ホロ(上絵)と、彼女に同行する行商人ロレンスの旅を描いた作品。
実際には剣が出てくるが、決して戦闘メインでは無く、商売のお話である。それに加えて、作品のテンポも早いとは言えないため、普通ならば人気が出ない作品であろう。
しかし、この作品は、こうした弱点を強味に変えている点が評価できる。
まず、テンポを犠牲にして内容の深さにこだわっているのが大きい。1話で実質25分以下という制限の割には綿密な内容が盛られている。事件勃発から一応の片が付くまでの過程が細かく、ホロとロレンスの、機知に富んだ会話術も見物である。
さらに、剣や魔法という王道から離れた内容というのも、新鮮感を与える。中世の商人ギルドや教会などが中心となる物語は、軍団同士の戦争は無いにせよ、利権を巡るギルド間抗争がそれに代わる役割を果たしている。弱点を見事カヴァーしつつ、たった13話で新しい側面からみた中世の魅力も伝えてくれる、コンパクトな作品だ。
また、何故か女郎(?)言葉を使うヒロイン・賢狼ホロの役割も大きい。
賢狼として圧倒的な力と知恵を有していることを知りながら、それでいて時折見せるホロのか弱さに騙されるロレンスに自分を重ね合わせる人も多いだろう。騙されていると知っていながらも、やっぱりまだホロのか弱さは本物かもしれないと何処か匂わせる辺りが、また彼女の魅力なのだ。賢狼にとって人間はまだまだお子様に過ぎないのだ。ホロのズル賢い表情が可愛いと思い始めたら黄信号ですよ、皆さん。
※経済関連の話は難しいところもあるので、小学生以下は見てもわからないかもしれない。一応行商人のロレンスがホロに説明すると言う形で見る人の知識不足を補ってはいるものの、興味が無い人にとっては苦痛でしかない。欠点を上げるとすればその辺りであろうか。
